日々の口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防以外に、経口の維持等、生活の質に大きくかかわってきます。
口腔ケアを安全で効果的に行うには、専門知識が豊富な歯科医師と衛生士から適切な指導を受け、施設内で適切な口腔ケアの出来る体制を整える事がとても大切です。
お口の中の状況は、人によって様々。
介護従事者のデイリーケアで十分な場合もあれば、誤嚥性肺炎のリスクの高い方等は、歯科衛生士のプロフェッショナルケアを定期的に行うことが効果的な場合があります。
施設内で入所者に対して、適切な口腔ケアの取組み等を行った場合、介護保険報酬で「口腔機能維持管理体制加算」、「口腔機能維持管理加算」が適用できます。
当院専門スタッフ(歯科医師・歯科衛生士)が、噛み合わせや、嚥下困難、口腔感染症の有無など、お口の中の健康状態を調べて適切なアドバイスをいたします。またブラッシング指導や入れ歯のお手入れの仕方等を指導いたします。
介護を受けられている方のお口を拝見すると、何らかのトラブルを抱えている方が殆どです。ご本人様が特に困っていなくても、トラブルを早期発見に良い機会としてご利用ください。当院の歯科医師と歯科衛生士が伺います。
ご家族様への実施案内チラシを配布します。
日数は検診人数によっても異なりますが、1日15~20名程度が目安です。
1名5~8分程度です。検診道具はすべて医院で用意いたします。
利用者さんお一人お一人にお渡しできるよう検診表を作成いたします。
施設様でもご利用者のお口の管理が出来るよう検診表をファイルしたものをお渡しします。今後の口腔ケア・歯科受診の声かけにお役立てください。
利用者様には検診表・歯科往診に関するパンフ、治療希望のアンケートを同封したものをお渡しします。
施設様での治療希望アンケートの回収を出来るだけお願いしています。往診希望者様には、速やかに治療対応致します。
担当ケアマネージャー様、ご家族様、施設様と日程 調整させてもらった後、訪問歯科診療に入ります。治療中も往診連絡表・診療情報提供書等で連携を取りながら治療を進めていきます。
介護を受けられている方の多くは、口腔内に問題を抱えていることがあり、見過ごされがちな口の中のトラブルは、誤嚥性肺炎や栄養不足など命に関わる病気を引き起こし、社会性や生きる意欲も奪ってしまうことがあります。
体の健康のために、定期的な口腔検診を実施することはとても大切なことです。
当院では、介護職員を対象とした口腔ケア勉強会を、レベルに合わせて施設内で実施させていただきます。(新人教育研修・スキルアップ研修 等)
歯磨きの方法や、トラブルが起こった時の対処法をお教えいたします。
入れ歯の種類に適した正しい清掃方法や適切な管理方法等をお教えいたします。
歯だけでなく、粘膜のケアも大切です。必要性や器具を使ったケアの方法をお教えいたします。
食べたり、話したりする等の機能を向上させるための、トレーニング方法をお教えいたします。
楽しく、美味しく食事をとる事で、生活の質が変わります。直接食事ができるための工夫をお教えいたします。
検診・勉強会は、ご相談をいただきましたら、介護の現状や環境、希望される内容や人数に応じて開催させていただきます。ご希望の方は、お電話またはFAXでお問合せください。